聞く側と答える側の話

復帰してから2年半程が経過した。

復帰したと言っても、小中学生の頃はシングルでカードを買ったことはほとんどなく、デッキも構築済みデッキにパックから出たものを組み込んでいくといった感じだったので、復帰したというよりDMを始めたと言っても過言ではないかもしれない。

初期工房メンバーの4人で仲良くわいわいやっていたわけだが、マンガ倉庫などの大会にも出るようになり次第に話せる人も増え、色々なデッキに触れることも多くなった。

知識のない自分からすると何をしてくるかわからないデッキが多く、とても興味があった。知識のない自分は完全に"聞く側"の存在だった。それから1年くらい経ってCSに出始めてからも、結果を残した構築を見てなぜそうなったのか聞くことばかりだった。

 

それがここ半年くらいで大きく変わった。CS優勝を2度経験できたこと、またflat君による動画投稿やTwitterなどによる大きな情報の発信源があることもあり、色々な質問に"答える側"になった。それを通じて仲良くなった人もいるし、詳しい調整の話をするのは努力が報われている感じがしてとてもありがたいことだと感じている。

 

ただ、例外もある。

最近、自分が以前に投稿したレシピを使ってCSにでるのだが、今の環境に合わせて変えるところはあるかという趣旨の質問をされた。自分がどうしても忙しかったのでそれを放置していると、あろうことか返事を急かされた。

意味がわからない。

そもそもなぜ自分が出もしないCSの環境読みをしなきゃいけないのかもわからないし、全部丸投げしていて質問者自身がなにも考えていないのが許せなかった。

 

"答える側"は完全に善意であり、なんの見返りもない。"聞く側"が完全に下であり、"答える側"の都合に合わせるべきである。

だから自分が"聞く側"である時は、なるべく相手に時間をとらせないようにこっちの意図をわかりやすく伝える努力はしてきたつもりだし、時には返事がなくても仕方ないものだと思っている。

 

決して質問するなというわけではない。

自分でどれだけ考えても見えてこない部分もある。特に調整されたリストの枚数配分などは構築を仕上げた本人しかわからないところもあるだろう。みんな語りたいオタクなんだから1の質問でも10にして返してくれる。そこから話が進めば新たな発見もあるかもしれない。

 

ただそれは"聞く側"がそれ相応の態度をわきまえていればの話。自分と相手の立場関係を理解し、ちゃんと態度で示すことが大切であると思う。身内はその限りじゃないけどね。